FreeBSD: 2011年6月アーカイブ

 サーバーの電力を減らして節電をと思い、少し研究してみた。

まずはHDDの回転を止める。しかし、freeBSDでアクセスが遅いとシステムクラッシュする事もあるらしい。
なので、タイムアウトを伸ばしておく必要がある。

カーネルを変更
/usr/src/sys/dev/ata/ata-disk.c
にあるtimeoutを5だったものを31まで増やす。スピン開始してから読み込めるまで30秒以内である事がATAの仕様らしいので、31秒あれば大丈夫だろう。
これでコンパイルして再起動すればOK

次に、HDDを止めるataidleというソフトを入れる。
/usr/ports/sysutils/ataidle/
へ移動してmake install cleanでOK

あとは/etc/rc.confに下記のような設定を入れれば完了
ataidle_enable="YES"
ataidle_devices="ad1 ad2"
ataidle_ad1="-I 2 -S 3"
ataidle_ad2="-I 2 -S 3"

ルートやログディレクトリーなどは止めると再起動が頻繁に起こり、逆に起電力で瞬間的には電力が上がるし
HDDの寿命的にもよろしくないので、ad0などのメインは止めないておいたほうが良いと思う。
今回はデータドライブだけで、自分がアクセスしなければアクセスは無いので回転は止まったままになるはずだが…
1時間になぜか2回くらい起き上がってしまう。snmpで容量確認では起動しないのまでは確認したが、温度チェックで使用しているsmartcltでアクセスすると動いてしまうようなので、勝手に起動してしまう時間に合わせて、1時間に1回だけ温度確認するようにした。

あとはCPU速度を自動的に落とすことくらいか?
これは標準で入っているpowerdがあるので、これを利用する。
rc.confに下記を書くだけだ。
powerd_enable="YES"
手動で立ち上げるには
# powerd -a adaptive
でOK
動作確認は
# sysctl dev.cpu.0.freq
で周波数が出てくる。このマシンはP4-2.4Gだが、最低になると400MHzくらいのようだが、消費電力はそれほど減ったようには思えない、UPSの負荷を見る限りは差は無いに等しいので、こちらは気分だけかもしれない。
やはりHDDストップは台数が多いと相当効くようで、UPSのバッテリーランタイムは2倍近くになったので消費電力も半分になったと言う事だろう。

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