FreeBSD 6.1のインストールその2

5.インストール後半の設定

5−1.イーサネットの設定

インストール後半の各種設定では最初に以下の画面が出て来ます。

とりあえず、WAN側は他のページで解説しますので、ここではLAN側のみ設定して見ますので「YES」を押します。

するとまずネットワークカードを選ぶ画面になります。

そして、イントラ側(LAN側)のインターフェースカードを選びます。

すると、以下のようなポップアップが出て来ます

今はまだIPv6では無いので「No」を選びます。

すると次にはDHCPを聞いて来ます

おそらく普通はLAN側ではDHCPサーバーになることはあっても
受ける方は無いので「No」を答えます。

次に設定をします

ホスト名:マシン名です(例:server)
ドメイン名:ローカル側に自分で勝手にドメイン名を付けられますが、外部に無い名前にしましょう(例:hogehoge.net)
IPv4ゲートウェイ:PPPoAの場合はADSLモデム兼ルーターのIPを指定しましょう。通常は192.168.0.1かな?PPPoEの場合は空欄です。
ネームサーバー:プロバイダーから指定されたDNSサーバーのIPを入力しましょう。PPPoEでログイン時に情報をもらう場合は空欄だと思います。
IPv4アドレス:LAN側のIPなので固定で入力します。LAN側を192.168.1.*ならば192.168.1.1などと設定して下さい。
ネットマスク:通常は255.255.255.0ですが、253台以上ぶらさがる場合はクラスBなどのローカルIP(172.*など)の時は255.255.248.0などになります。
ifconfigへの特別なオプション:空欄でOKです。
次の項目にカーソルを飛ばす場合はTABで行きますが、SHIFT−TABでは戻りませんで、OKを押したのと同じになるので注意して下さい。
あとで変更も出来ますので(同じメニューも出せますし手動でも出来ます)
設定できましたら「OK」を押して下さい。

すると、今すぐ有効にするかと聞かれます

とりあえずYesにしておきましょう

次に、このマシンをゲートウェイさせるか

と言うことですのでYesにしておきます

5−2.ネットワークサービスの設定

引き続き各種設定を聞いて来ます

inetdデーモンを実行するかですので、とりあえずYesにしておきましょう
inetdは私の場合、FTP,SWAT,POPで使用しています
不要の方はNoですが、後で変えられます。

inetdはリスクが・・・とあります
まあ、危ないのは後でも切れますのでYesで進みましょう
SSHはONするか?

と言うことですので、これはYesにしましょう
後々、設定は全てWindowsマシンから出来るようになります


危なくてこんなもの開けられないので当然「No」


UNIXマシン2台でファイル共有的なNFSです
これは古い方式でやはり危険なのでNoにしますが
どうしても使う方はYesにしてください。
私は現在トライ中です


その逆も利用しないので「No」

5−3.その他設定


それ以外の設定をするかと聞かれますのでYesで各種設定しましょう
すると、このような画面が出て来ます

フォントはそのままで十分なので、キーボードの設定に入ります。
が最初に設定したのでいらないですが、一応

日本語キーボードを選びます。よければOKを押します。


次にキーリピートは好みによりますが

私は短気なので高速を選びました。


次にスクリーンセーバーですが


せっかくなのでデーモン君のグラフィックを選びました。

そしてシステムコンソールをぬけます


次に時間の関連を聞いて来ます

タイムゾーン設定するかを聞いて来るのでYesを選びます。


マシンの時計をUTCにしてもいいのですが、ファイルのタイムスタンプもあるので
ここはJSTにする為、Noを選んでおきます。


するとタイムゾーンのエリアを聞いて来るので日本はアジアですからアジアを選びます。


そして当然日本(JAPAN)を選びましょう


するとJSTでよろしいかと聞いて来るので当然「Yes」ですね


Linuxバイナリー互換は入れておくと便利なのでYesにします。
するとインストールが始まります。


次にマウスを聞いて来るのであまり使用しませんがついている場合はYesを選びます

YesにするとデーモンをONするか聞かれますのでその場合はEnableを選びます


パッケージコレクションをインストールするかと聞かれます
だいたいCDは1枚目しかコピーしていませんし後でportsでインストールしますのでここではNoです。

5−4.ユーザー登録


ユーザー登録を聞いて来ます。
rootでログインは良く無いので自分のユーザーを登録しますのでYesを選びましょう


ユーザー設定の画面です。
ログインID:半角で入れましょう。メールアドレスにもなります。
UID:自動で作られますので触らないように
グループ:「0」はwheelといってrootと同じグループです。freeBSDはwheelグループに属さないと
      スーパーユーザーになれませんので、自分だけは wheelにしておきましょう。
フルネーム:自由に入力して下さい
メンバーグループ:今は空欄で問題有りません。(ここにwheelとする方がいいかも)
ホームディレクトリー:自動で入力されますので(/home/ログインID)そのままにしておきましょう。
ログインシェル:とりあえずそのままにしておきましょう。
よろしければOKを押します。
SHIFT−TABは効きませんのでご注意下さい。
そして他のユーザーは後で追加しますのでとりあえずぬけます。

rootのパスワード設定です。OKしかないので次に進みます。


先程のユーザーのパスワードとは別にしておいたほうがいいでしょう。
ついでにこれだけばバレては困るので英字だけではなく数字も混ぜておくと
効果的です。かつ文字数も多めにしておきましょう!


同じパスをもう一度入力します。


これ以上の設定は個別に行いますのでここではNoで抜けましょう!


すると、元のメインメニューに戻ります。
右下の「X:Exit Install」を選んで抜けます。

最後にリブートしますと言うのが出ますので、CDを取り出してOKを押せばリブートしてインストール終了です。

5−5.起動

さて、初めて起動すると下記のように途中で止まります

ようわからんので、enterを押して見ると


と、無事起動できました

5−6.シャットダウン

シャットダウンだけは出来ないと困りますので
シャットダウン関係のコマンドのみ説明します
ログインした状態で行って下さい。
ACPIの場合は、ログイン待ち状態でパワースイッチを押せば自動的にシャットダウンがはじまります。

リブートする場合は
# shutdown -r now
もしくは
# reboot
で自動的に再起動します

電源を切断する場合は
# shutdown -h now
もしくは
# halt
で、電源断出来ます。
すると
The operating system has halted.
Please press any key to reboot.
上記のメッセージが出れば電源をオフすることができます。
ACPIのMBの場合はfreeBSD5以降であれば自動で電源まで切れます。APMなら4.6でも可能のようです。
その場合は
# shutdown -p now
で、自動的にパワーが完全に落ちます。

これで、インストール作業は終わりです。
お疲れ様でした。引き続きネットワークの設定をしましょう!