SONY HVR-Z7J



 
FX7を使用していて改善したいポイントが、レンズの広角側拡大と和火撮影のために暗所に強くしたいという2点が改善したいポイントだった。
そうこうしているうちにFX1,FX7の次のモデルであるHDR-FX1000が登場した。
SONYからはCMOSの配線背面化に成功し今後は高感度モデルが出てくると予想されるのでFX1000はパスして、待とうと考えていたのだが、はたして業務用のCMOSは1/3で言えば2008年に発売されたZ7JのCMOSが最新となり、リファインされるのは当分なさそうな気もする。業務用がそれほどパカパカ新機種が出るとは考えにくいので真面目にFX1000を考え始めた。
29mmから始まる20倍ズームにZ7Jと同じセンサー…でもMRC1KはFX1000では直接接続できず業務用のHVR-Z5Jなら直接背面に接続できるし、マイクの接続も業務用の方がキャノンで嬉しい。
そこでFX1000ではなくZ5Jで考えたが、どうもレンズは20倍もあるからか開放F値がF1.6〜F3.4とテレではだいぶ暗いのだ。しかもMRC1Kを合わせて買うとZ7Jとの差額は約5万しかない。
一方Z7JはMRC1Kは付属しているし、開放F値もF1.6〜F2とテレでも十分に明るいから12倍といえどテレではZ5Jよりも1.5段は明るいことが分かる。これはボケにも影響するしハイゲインによるノイズも違う。
Z7Jならさらにαレンズアダプタや業務用レンズも接続できるので拡張性は格段と上である。
しかも花火で使用するには広角がほしいが、ワイコンではなくVCL-308BWHという35mm換算24mm相当からの交換レンズがあるというのだから、どう考えてもZ5Jよりもやはり格上となる。
弟の結婚式も近いことから、そこで活躍すべくカカクコムで最安値を調べるとツクモが安くてカードが使えるので2008年10月30日にツクモへ足を運んだ。
しかし、展示品を触っていると「オレに使いこなせるか?」と不安がよぎり、その日は購入せずに帰ることに…すると翌日ツクモが民事再生を提出というびっくりするようなニュース!
うぉ〜あぶねぇ〜
そうなると最安値の店がなくなり、狙いをつけた金額で販売されている店はなくなってしまった。
そうこうしているうちに、ふと中野のプロショップの特売ページを見たら、今までの最安値で3台限定が出ているではありませんか!こりゃ行くっきゃないでしょ〜
ということで無事最安値でゲットでき、運良く8GBの純正CFまで付属していました。
合わせて三脚やリモコンなど購入し、そのあとマイクもステレオマイクを購入。三脚は重すぎるので屋外用にカーボンまで購入する始末で結局総入れ替えになってしまいました。
FX7関係は三脚やワイコンなどすべて放出しHC1も放出したおかげで、自宅にあるビデオはこのZ7Jだけという極端な結果になりました。
広角レンズは既に販売されていますが、資金繰りの関係上でしばらくは今のまま我慢することに…
HC1,FX7,Z7Jと来ましたが、レベルが違いすぎますね。一度この画像を見てしまうともう戻ることはできません。カメラで言うと中判のポジを見てしまうとデジカメなんてという感じのレベルで、何と言ってもディテールが違いすぎます。滑らかさといったらもう比べ物にならないくらいでHDVとして最高峰であることは間違いないでしょう。おかげで最近はTVを見ながら、撮影されているカメラのレベルと比べてしまう見方になってしまいました。暗所ではまだ1/2インチや2/3インチなどさらに上はありますが、ノイズさえ我慢すれば人間の目を超えるくらいの明るさなのは驚きです。
花火でテストしましたが、ゲインは下2段を封印しても十分に和火まで見ることができるしノイズも気になりませんのでFX7から見れば3段くらい明るく感じます。広角もFX7にワイコンと同じレベルで歪がないのでOKです。
いやぁ〜買ってよかったZ7J!
しかし軽々ボーナスは吹き飛びました…

2012/11追記
色は3板で申し分ない、ダイナミックレンジも広く良いのだが、なにせ「なんちゃってハイビジョン」だからなのか?レンズがイマイチなのか?シャープさがどうしてもHDR-CX550V以降のハンディーカムに負ける。
色は後の編集で多少は救えるが、シャープさは救えないのもありいよいよ処分することにした。
次に買うとすればPMW-200だろうが、バッテリーからメモリーカードから何でも高いし、最近は大きなビデオを持って行く事も少なくなったので、果たして出番があるのだろうか?と考えると、投資する気になれない。撮影の趣味もそろそろ潮時が近いと感じるし、4Kなどもちらほら噂が出ているのでハンディーカムで止めておくのが良いのかなぁ〜
それにしても、見た目のカッコヨさはナンバーワンのビデオカメラだった。