TOKINA AT-X 17AF PRO



 
 フルサイズ広角となればZeissの16-35mmが基本で使用している。しかし、いくらZeissと言えども広角ズームだけあって歪曲収差がそれでも気になる。他社に比べれば十分なのだろうけど…
 そこで20mm以下の単焦点を探していたらこのレンズの存在を知ったのである。最初は前期モデルであるPROがつかないバージョンをヤフオクで入札。しかし、フードが取れないと分かってカメラバッグなどでの収まりが悪い事に気がつき、入札額を下げて落札しないようにした。
 PROが出てくるのを待ち続けていたが、ヤフオクではα用の出品は皆無。中古店でもまず出てこない…そんな中でPROのα用がようやく新宿の中古店に出てきた。価格はリーズナブルだが、外観はイマイチ、レンズは幸いにも問題なかったのでとりあえずゲット。
 まだ使用したことないが、16mm最大広角で撮ることも多いので、役に立つ事があるだろう。今度タイル状の壁でも撮ってみたいところだ。
 フードが取れるのはやはりコンパクトになるので、入手するならPROタイプだろう。ピントリングはHVR-Z7Jと似ていてリングを前後に変えて機能が変わる。しかし、しばらく使用していてようやく分かったが、前に繰り出した状態はAFとあるが、ピントリングが回らず中のレンズだけが動いてAF駆動している。手前に引くとMFとなっているが、αの場合は本体側でMFにしないとピントリングが動くAFという感じの動きになるだけで、結局は手前に引いてMFポジションのまま使用するのが基本かと思う。
 AFにしておくと中で勝手に動くので、手前に引くときは位置が合っていないと引けないので注意が必要だ。それにしてもこのレンズ、単焦点だからだろうか?まわしきったところが無限遠のように思える。今度、α550のMFCLVででもテストしてみる事にしよう。
 また、解放絞りはF3.5と明るいのでファインダーの見え具合も良さそうだ。

2011/11/21追記
 花火撮影は最前線から引退することになったので、知り合いに売却した。良いレンズだったが使わないものは持たない主義なので仕方ないところだろう。