SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM



 
 F2.8通しのズームレンズ3種類を大三元と呼ぶ事がある。αマウントとしては16-35mmと24-70mmのZeissレンズ、そして70-200mmのGレンズがそれにあたる。
 なぜか70-200mmだけZeissではなくGレンズと言うのが良く分からないが、いろいろ調べて行くと70-200mmはNikonのレンズがピカイチで、次にCanonのUタイプ、そしてSONYは一番劣るようである。なので望遠側だけはお手頃な70-300mmF4.5-5.6のGレンズを使用していた。
 しかし撮りで比較すると70-300mmの300mm等倍ピクセルが、どうしても甘い、手持ちのレンズで言えば135mmZeissの方がしっくりくるのだ。どうも70-300mmGは200mm程度までしかカチッと来ないようで、135mm相当でも既にF5.6まで暗くなってしまうズームではなかなか使用するチャンスが少なく、またα550はお手軽高倍率ズームの18-270mmがあるだけに、70-300mmGの出番は一気に減っていた。
 しかし135mmではもちろん限界があるので、長めで本気撮影ができるレンズに入れ替えようと模索を開始。できれば明るいレンズがほしいので、狙いを定めたのはシグマの100-300mmF4だ。
 それも調べているうちに、300mmにこだわるよりも、大三元の200mmまでも視野に入れると純正は20万以上もする高価なレンズで手が出ないわりにイマイチ、そんな中でシグマの70-200mmF2.8が最新のOS付になってかなり良くなっているようだ。レベル的にはNikonまで行かないかもしれないが、キヤノンのU型レベルは十分あるので、良い仕上げになっている。そんな中で発売されてから時間がたったからか?各社純正よりも安く売られていて、SONYから見ればほぼ半額と言うリーズナブル、それでも写りは半額とは思えないほどだと言うので、大三元の最後はシグマでそろえることにした。
 シグマは超広角ズームか望遠に強いというイメージが自分にはある。写りの方は純正の半額としては十分な写りで、新品なら値差も少ない70-300mmから比べれば十分な内容。しかし、安く作られているなと言うのは良く分かる感じで、フードは薄いプラなので落としたら一発で割れる事だろう。鏡筒も表面はプラで安くできているが、写りには妥協の無い作りには感謝したいと感じる。
 手ぶれ補正のスイッチは、1が標準、2は流し撮り用で縦方向しか補正されない手ぶれ補正のようだ。αは本体も手ぶれ補正があるので、焦点距離などによって使い分ける事も出来るのは非常にうれしい。

2015/11/1追記
 Aマウント縮小に伴い売却。この焦点距離となると高倍率の28-300かニコンを使用することにして、防湿庫のスペースも確保するために、機材整理と言う所。