SONY HDR-CX560V



 
 2010年にZ7Jだけでは動画撮影には機材量からして無理な場所用にとHDR-CX550Vを購入したのだが、2011年3月に早々と後期モデルが出た。たしてい変わらないと思っていたのが、実はセンサの縦横比を変えただけだが、結果として広角側が3mm程度広くなり有効画素数が増えていた。また小型化により重量も軽くなったので、興味心身になり結局購入してしまった。
 撮り比べした感じでは広角側の3mmという違いは花火だとそれほど感じられなかった。確かに広いと感じるが、Z7Jの24mmの方がはるかに広い感じだ。
 感触としては Z7J(24mm相当) >>>>> CX560V > CX550V という感じ。広角レンズでも「お〜」と感じるのは24mmと28mmの違いが大きく感じるのだから、26.3mmは24mmに近いのではなく28mmに近い感じ、一方29.8mmも28mmに近い感じがするので、大きく違いを感じることは無かった。
 CX550Vを使用していてビューファインダーは使用したころが無いので、ビューファインダーが無いのはさほど苦ではない。しかし液晶が3.5インチだったのが3インチにダウンしたのはやはり差は大きい。3.2インチでも小さく感じるので、カムはやはり3.5インチが一番よいと思う。
 液晶が小さくなってもドット数は変わらないので、字が小さくて歳をとって目が悪くなってきた自分にとっては、CX560Vの表示は正直しんどいサイズだ。
 またGPSの取り始めもCX550Vの方が追従が早い、マイメニューもCX550Vはあるので設定が比較的簡単だが、CX560Vは無いので使いにくい。
 撮影を終わってPCに取り込む場合だが、なぜかこの機種は本体からUSBケーブルが豚のしっぽのように飛び出ていて、USB-Aコネクタになっている。このケーブルは露出しているので切れたらどうするんだ?と不安に思ってしまうのは私だけだろうか?ついでに面倒なのがこのケーブルが短いので、PCのUSBコネクタに付けると本体が安定しておけないのも重大な欠点かもしれない。逆にUSB-miniコネのメスになっていれば、ケーブルさえあれば安定したところに置けるのにと思う。実際に自宅ではUSB-miniケーブルを付けたままにしているので、いつでも接続可能だが、USBメスコネは手元に無い為にわざわざUSBの延長ケーブルを購入し接続するようにした。車でもノートPCとカードリーダーを持参しているのでUSB-miniコネでも何ら困らないのだから、今までどおりにして欲しかった。
 試作品や治具ではないのだから、本体からUSBケーブルを出しっぱなしにしているというのは、どう考えてもおかしいと思う。
 と言う事で、正直CX550Vの方がお薦めできる機種だと思う。と言っても、もう新品で手に入らないので仕方の無い事だが…
 数々の点でHDR-CX550Vの方が良いが、やはり重量と小型と言う点でCX560Vを残す事にした。と言うのもスチルなどで機材が多い場合は、このカムのサイズはできるだけ小さくしたいのだ。写りはどちらも同程度なので、使いにくさを我慢すればCX560Vの方がバッグを占有する量が減るので、今回は妥協してCX560Vを使い続ける事にした。
 おそらく、設定が奥深く面倒なので、いつかは設定ミスでまともに撮れない時が来るかもしれない…

2011/11/8追記
 無くなる前にステレオ動画用として、あるいは上下カム用として2台目をゲット。

2012/3追記
 ステレオ撮影するには大きな問題を抱えたので、処分することにした。サイズは小さくなかなか良かったのだが残念でならない。